2025-10 月記
NintendoからSwitch向けとして『スーパーマリオギャラクシー + スーパーマリオギャラクシー 2』というのが発売されたらしいです。
私はこれまでゲームには殆ど興味がないと人に言い続けており、かつ確かにそれは真であって、普段だったら気にも留めないニュースです。しかし、YouTubeからのサジェストで流れてきた動画を何の気なしに眺めていたら、突如として私の古い古い記憶が呼び起され、ここ最近では一番と言っていいほどの衝撃を受けました。
すっかり忘れていたのですが、自分が小学3年生か4年生の頃、このゲームに熱中していました。恐らく、ストーリーがあるゲームをちゃんと遊んだのはこれが最初で最後だったのかも知れません。それ以降は中学受験のためなどの勉強をしていたので。
10年以上前の記憶の中のゲーム画面を、私の新品のPCから映像として観るのは、衝撃的な体験でした。
私は特段ゲームが好きではないのですが、しかしゲームを愛した時期というのが確かにあったのだなと、今さらながらに思い知ります。

多分小学生の頃、100回くらいはこれに挑んでいたのではないのでしょうか
自分の辞書に、望郷という言葉はありません。自分は生まれてから一度も引っ越したことがなく、今でも小学校の傍を毎週のように通っています。私は以前人から過去のことを引きずり過ぎていると言われたことがありますが、故郷を離れない人間にとって、土地の記憶とは、良くも悪くも自らの精神を過去に縛り付けるように深く重く杭を打つものです。私に望郷という言葉が刻まれるような人生をもしも歩んでいたとしたら、その人生は今とどれ位変わったものになるのでしょうか。
このゲームを10年越しに見て、その感慨に浸るという体験は、私にとって疑似的な帰郷に近いのかも知れません。少し大袈裟な気もしますが、ただ、確実に鮮明に残る記憶のうち、私にとってもっとも古いものなことには変わりありません。
本当に、言葉ではとても言い表せないような体験をしました。Nintendoには感謝しなければなりません。
「韓国屋台のおやつ もち米 ホットックミックス」というのを家族が買ってきたので作りました。日本のホットケーキよろしく、pancakeが外来語として受容された料理名かと思いきや、そうでもないらしいと知り驚きです。
「ホットㇰ」とは胡(=中国、朝鮮語における胡も参照)の餅(トㇰ)を意味し、19世紀末に移民して来た中国人商人が生み出したものとされている。

最近料理を楽しむみたいなことはしていなかったなと思ったのですが、Twitterで話題のいわしの酒蒸しは作ったら思ったよりは美味しく、作って良かったです。
